杉浦 恵一Sugiura Keiichi新63期司法修習生 2010年入所

私のミッション

私が弁護士という職業を最初に意識したのは、中学3年生の頃のことでした。中学3年生のときに、とある事情からクーリングオフをすることになりましたが、授業の消費者教育でクーリングオフという手続きがあることは知っていても、実際にどのようなことを書いたらいいか、どのように送ったらいいかといったことが全く分からず、悔しい思いをしました。

結局は、同じ市内に住んでいた司法書士さんに依頼して、解決はしたのですが、自分の無力感を感じるとともに、そういった法律や手続きについて勉強したいという思いと、そういった勉強を生かして仕事にできたらいいと、漠然と感じるようになりました。そのまま高校、大学と進学し、大学生の頃、授業の一環として、現役の弁護士が講師を務めるゼミに入り、いろいろな場所に行って、いろいろな話を聞きました。

そこでは、実際にいろいろな場所で、いろいろな境遇の人たちが生活していることを実感し、そういった人たちの生活のために、勉強した法律の知識を生かすことができればいいと感じるようになりました。また、周りの友人も、弁護士を目指す友人が多く、一緒に試験の勉強をするなどして、漠然と感じていた、法律について学んだことを仕事に生かしたいという思いが強くなっていきました。

このような経過をたどり、私は弁護士になりましたが、これからも、学んだ法律の知識や経験を、いろいろな人たちの生活の役にたたせていきたいと思っています。人が生活する上では、生まれてから亡くなるまで、その生活全般に法律が関わってきますし、どのような手続きをとるかといったことは、法律の知識とはまた違った、経験を要求される判断だと感じています。

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