面談力・相談力強化研修の実施
弁護士のコミュニケーション能力を高め、真に満足いただける法的サービスを提供するために、「面談力・相談力」の向上を目的に研修を実施しております。新人弁護士が入るタイミングで毎年繰り返し行っているもの、その時に新人弁護士から知りたいといわれたことを題材に行っているもの、弁護士だけでなく所内の全スタッフで研修するものなど様々な研修があります。その研修内容の一例を紹介いたします。
参加者 | 弁護士 4名 |
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司法書士 2名 | |
全事務スタッフ | |
実施日 | 第1回 2012.11.01 「相談者に満足してもらう相談の流れ」 |
第2回 2012.11.08 「相談者からのクレームと対策」 | |
第3回 2012.11.15 「相談でよくあるエピソード」 | |
第4回 2012.11.20 「相談者に信頼されるには」 | |
第5回 2012.11.27 「日々の業務にあたって」 | |
テーマ |
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使用教材 | 制作者 アステラス製薬株式会社
「研修医のためのプレゼンテーション講座」のDVD |
研修の資料として、アステラス製薬会社が製作されたDVD「研修医のためのプレゼンテーション講座」を用いました。このDVDは、研修医(医師免許をとりたての人)を対象とし、ベテランの医師が問診・診察における技術をレクチャーする内容となっています。
皆様の中には「なぜ、医師向けのDVD?」「医者のDVDを見て何が分かるのだろうか?」と感じる方もいらっしゃるかと思います。
今、医療の現場では、「セカンドオピニオン」「リビングウィル」など、患者が望む治療法、方針が大事にされています。またアメリカでは「研修医の患者に対するカウンセリング」の勉強も進んでいます。
医師と患者は対等な立場であり、患者は自身が望む治療法、方針を決めるという風潮があります。
これを弁護士と相談者さんに置き換えてみます。弁護士の仕事は、 「相談者さん(患者)が望む法的解決(治療法)を行う」ことであり、業界は違っても、医師の役割と本質的に差はないと考えます。
「相談者さんのために解決策を考え、満足する処置を施し、契約を終える」、これが世間が弁護士に期待していることです。
さて、では実際に上記の要望は満たされているでしょうか?残念ながら違います。相談者さんのためにと励んでいる弁護士はいても、相談者さんは自分のためにこの弁護士は頑張ってくれた、動いてくれたとは感じていない現実があります。
何が足りないのか? 何が原因か?を探ることを目的にこのDVDを視聴いたしました。
研修は、各1時間とし、前半をDVDの鑑賞、後半は講師(中野)による座学のスタイルで全5回で実施いたしました。
当事務所は皆様に満足していただける弁護士活動を日々行っていくことをお約束いたします。
当法人の活動を記録している内部研修・外部研修報告ページもご覧ください。