社外研修報告書
弁護士法人 名古屋総合法律事務所
報告者: 若狭しのぶ
研修テーマ | 法律事務所事務職員研修(基礎研修・後期)
「民事執行」 |
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主催者 | 愛知県弁護士会 |
受講場所 | 愛知県弁護士会館 5階ホール |
受講期間 | 2015年2月13日(金)13:30~15:30 |
研修内容 | 民事執行 |
研修の成果及び感想 | (講師:名古屋第一法律事務所 事務局 岡山舞氏)
民事執行の手続について、債権執行を中心に、書類の取り寄せと目録の作り方などの説明があった。 1 民事執行の種類 強制執行、保全執行、担保権の実行、換価のための競売、財産開示 2 強制執行の種類 金銭執行(差押財産を換価)、非金銭執行 3 執行の方法 直接強制、代替強制、間接強制、意思表示の擬制 4 強制執行の準備 A.必要な書面の準備 (債務名義、執行文、送達証明) B.執行開始の要件の確認 5 強制執行各論 1.債権執行 ・申立の方法 申立書、添付書類、管轄、申立費用、目録、第三債務者に対する陳述催告の申立 ・取立の実務 差押命令送達から1週間経過で取立権を行使できる 取立方法は法令に定めなし 取立後、直ちに取立届を提出 ・任意の支払を受ける以外の取立 ①差押の競合(複数債権者が差押をし、請求債権合計額が差押債権の 合計額を超えている場合:第三債務者は必ず供託しなくてはならない) ②取立訴訟(執行申立とは別に第三債務者を被告として訴訟提起) ③第三債務者による供託 2.不動産執行 ・申立の方法 申立書、申立手数料、予納金(現金で70万円)、登録免許税、添付書類 ・申立後は裁判所主導で手続が進む (感想) ・今回も事務職員の方が講師だったため、実務についての説明がわかりやすかったです。 ・離婚に関する強制執行案件を引き継いでおり、研修当日にも取立届を提出したところでした。執行の仕組みを知ることができて、たいへん参考になりました。 |
受講者 | 若狭しのぶ |