ティーチング研修の実施
参加者 | 全スタッフ |
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実施日 | 2017.5.29 「『生き方』の本から自分について考え直してみよう」 |
テーマ |
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使用教材 | 稲盛和夫 Tan著
生き方 サンマーク出版 2004 |
所員が全員参加する全体会議の時に人間力UP研修を実施しました。
下の表は株式会社クロス・マーケティングが実施した「若手社員の出世・昇進意識に関する調査」です。調査は関東の20代、30代の男女、計1000名を対象に行われました。調査によると今後出世をしたいか、という問いに対して、積極的に出世したいと考えている人は40.8%、反対に「出世にはあまりこだわっていない」が43.4%で会社にいる若手社員のうち半数以上が、出世を望んでいないということがわかりました。
昔は「立身出世」というように、みんなが努力して、高い地位につきたいとおもっている時代がありましたが、現代はなぜ、出世したいと思わないのか、この原因を調べるためにいくつかの論文をあたってみました。すると「昔は学歴がなくても出世できる時代だったが、今は学歴がないと出世が難しい時代だから」という要因があげられていました。
昔は、中卒の社長さんもいっぱいました。今もある程度はいらっしゃいますが、若い方では少ないと思います。現代は学歴がない人は、出世できないという社会の潜在的なイメージがあり、学歴がないとされる人の人生を追跡した調査では、学歴がない人は、生きていく上で、努力しても無駄だという認識が育ち、出世をあきらめているということがわかりました。このように社会のイメージが若者の熱意を低下させているようです。また、出世欲の低下は若者だけではありません。別の論文によると、出世欲の低下は、終身雇用の終焉が挙げられています。先行き不明な環境下におかれると、人はそれ以上の地位をあきらめ、現状維持を求めます。また、中年以降は、すでに出世路線がみえず、仕事の慣れから、現状に甘んじる人も増えてきますし、リタイア間近の人は体力的な疲れから熱意が低下しているそうです。しかし、1日の1/3は仕事をしているので、人生の中で仕事は大きなウエイトを占めています。また有意義に仕事を行うことは、お客様の利益にも繋がってきます。そこで、所員全員で今一度仕事や人生を考えなおし、より充実した業務を行うために、「生き方」という本を用いて研修を行いました。
当事務所は皆様に満足していただける弁護士活動を日々行っていくことをお約束いたします。
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