東京都23区の高齢者はどこにいるのでしょうか。~高齢者の東京旅行(後編)

名古屋市の相続・シニア問題弁護士のブログ

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東京都23区の高齢者はどこにいるのでしょうか。
~高齢者の東京旅行(後編)
弁護士・税理士・社会保険労務士 浅野了一

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執筆日 2023年2月17日

前回ブログ( 『最後まで死ぬまで一緒だから。』~高齢者の東京旅行(前編)
目次

  1. 私は、今月2023年2月に古希を迎えます。
  2. 今まで当所のブログなどのコンテンツでは、旅行・食事・観劇などの内容を掲載しないようにしていました。
  3. 星組公演『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』 ー並木陽 「斜陽の国のルスダン 」よりー
  4. 『最後まで死ぬまで一緒だから。』

1. 築地場外市場に行きました。

2023年1月21日午後に築地場外市場に初めて行きました。

400を超える専門店街で、主に鮮魚などの食料品、飾り気のない飲食店などが多くありました。

私は、こういう面白い街があることを知りました。

比較的低価格のお店の『すしざんまい本店』で、築地場外市場での飲食の料金の基準を知りたいと思い、低価格のお寿司のセットを頼みました。

後でもう少しお金をだすべきだったと思いました。

隣の席に、かなりの年配のお年寄りのカップルが座られました。

男性は携帯用のいすに座って、女性が買い物をしていたのか、お店の前で待ち合わせをされていた方でした。

常連の方のようでした。

店員の方もやさしく、かなりの高齢者の方も気軽に入れるお店だと思いました。

すしざんまい

2. 六本木ヒルズに初めて行きました。

2003年4月に開業(街開き)した六本木ヒルズは、六本木ヒルズ森タワー、住居棟の六本木ヒルズレジデンス、グランドハイアット東京など、富裕層が居住し富裕層が良質のサービスを受ける街とのことです。

1月22日、六本木ヒルズ森タワー52階のTHE MOON Restaurantでランチを食べました。

事前に窓際の席で予約しました。

おしゃれなランチで、丁寧なお料理の説明がありました。

森タワー52階からの展望を観ながらお食事をいただきとても良かったです。

六本木

六本木ヒルズ森タワーを散策しました。

森タワースカイデッキ(屋上・屋外展望台)、森タワー1階から6階(WEST WALK)のショップ・レストラン街、地上の毛利庭園など。

森タワー1階から6階(WEST WALK)はショップ・レストラン・書籍・カフェ・コンビニ・ビューティ・クリニック・郵便局・ATMなどがあり、一つの街になっています。

WEST WALK5階はレストラン街で18店舗ありました。

価格が高いお店から中程度、比較的低価格のお店などと適度にあります。

サービスの内容と価格は比較的に合理的で納得できるものと思われました。

競争が激しくすでに20年近くたっており、競争に生き残った飲食店舗が主だからではと想像しました。

六本木ヒルズ森タワーを1階から6階までとタワー周辺の地上を散策しましたが、私はお年寄りを見かけませんでした。

若い人と家族ずれ、中年までの健常者ばかりでした。

高齢者はどこにいるのでしょうか?

3. 江東区立「深川江戸資料館」の9尺2間の裏長屋

『忠実に再現された江戸の町』を見てきました。

「深川江戸資料館」は、江戸時代の庶民の暮らしぶりをリアルに再現した資料館です。

江戸時代末期の深川の町並みが実物大で再現されており、その時代に大半の庶民がどのような生活をしていたかを分かりやすく学べます。

その代表的なのが、おそらく大半の庶民の実生活の住居である´『9尺2間の裏長屋』の再現です。

江戸の裏長屋~9尺2間の裏長屋

間口が九尺(約2.7メートル)、奥行きが二間(にけん)(約3.6メートル)、面積は約9.72㎡、約2.94坪です。

ちょうど6畳一間程度の広さの借家です。

土間があり、かまどがあり、水がめが置いてあり、やや高くなって板張りの四畳半(畳は高価品で余裕のある人だけが畳を賃借リースしていたそうです)です。

押入があれば上等ですが大半の庶民が住んでいた長屋には押入れもなかったのです。

この狭いスペースの借家に家族の生活のすべてを押し込めていたのです。

夫婦と子ども4、5人、あるいはもっと多く10人近くの家族が重なり合って生活をしていました。

共同井戸・便所で、風呂無しの生活です。

テレビのドラマなどとは違い、現実は大半の庶民は、食う寝る住むところはわずかな9.42㎡の面積の借家で、空気を吸って生きるだけで精一杯の生活でした。

参考
https:www.eonet.ne.jp/~shoyu/mametisiki/reference-8.html

edo

私は、ふと、この時代、お年寄りはどうなったのか? と疑問をもったのです。

後で、資料館の学芸員の方に聞いてみればよかったと。

私は、庶民で働けない人はもう生きていくことができない社会だったのではないかと思いました。

お年寄りはどこに行ったのでしょうか?

全国各地での姨捨話だけでなく、江戸時代には、それ以前の歴史でも、捨て子や捨て老人、捨て病人が横行していたという話があります。

江戸の裏長屋~9尺2間の裏長屋の借家 の展示は社会の現実を教えてくれて良かったです。

資料館の学芸員や案内・説明してくれる方は高齢者の方でしたが、その他ではあまり高齢者の方は見かけませんでした。

東京都23区の高齢者の方はどこにいるのでしょうか。

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