大野 貴央Ono Takao71期司法修習生 2018年入所

私のミッション

私は2018年12月に当事務所へ入所し、離婚・相続・交通事故・債務整理を中心とする民事事件に、代理人として携わってきました。
弁護士業務を行ううえで、私が大切にしているのは、「プロの法律家として、依頼者と適切なパートナーシップを築くこと」です。

弁護士は依頼者から「先生」と呼ばれることの多い職業ですが、それは弁護士が依頼者より偉い、あるいは立場が上という意味ではありません。依頼者が、「この弁護士は、法律の専門家として自分のために適切に力を尽くしてくれる」という信頼を寄せてくださっている、その表れだと考えています。

一方で、依頼者から費用をいただいているからといって、弁護士が一方的に依頼者へ従属する関係でもありません。弁護士と依頼者は、「雇用」ではなく、対等な立場で協力しながら問題解決を目指す「委任」の関係です。

弁護士は代理人として、依頼者の意思を最大限尊重しながら、その正当な利益の実現を目指します。しかし、ときには方針や見通しについて意見が分かれることもあります。そのような場合には、理由や法的見通しを丁寧に説明し、必要に応じて率直な意見をお伝えすることもあります。場合によっては、委任関係の解消(辞任)を提案せざるを得ないこともあります。
依頼者の意思を尊重することと、法律の専門家として合理的な判断を示すこと。そのバランスをどう取るかは、弁護士業務の中でも特に難しいテーマだと感じています。

また、依頼者の心情にどこまで寄り添うべきかも常に考え続けている問題です。
多くの依頼者は、紛争やトラブルによる大きな不安や悩みを抱え、弁護士へ相談に来られます。私自身、そうした気持ちにはできる限り寄り添いたいと思っています。

その一方で、代理人としては、冷静かつ合理的な判断が求められる場面も少なくありません。ときには、依頼者にとって耳の痛いことをお伝えしなければならないこともあります。しかし、それも最終的により良い解決へつなげるために必要なことだと考えています。

逆に、依頼者の気持ちへの配慮を欠き、法律論だけを一方的に押しつけても、良い解決にはつながりません。民事事件の多くは和解によって解決しますが、その過程では、依頼者と代理人との信頼関係が非常に重要になるからです。

法律家として責任ある仕事をすることを前提に、ときには悩みに寄り添い、ときには冷静な意見を率直にお伝えしながら、依頼者と対等な立場で問題解決を目指していくこと。それが、弁護士としての私の使命だと考えています。

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